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視野を広くしよう

 

例えば痛くて肩が上がらなかったとします。

 

そういうときに

動かさないともっと動かなくなるとか言って

患者さんに我慢させて

無理に動かしたりするところもあります。

 

そういうやり方では

なかなか成果が出ていません。

 

我慢してもらって上げているので

その時はちょっと上がったような感じですが

時間が経つと

また上がらない状態に戻ります。

 

この場合動かないのは

肩関節だけかと思いがちですが

他の関節も動きが悪くなっています。

 

例えば肩甲骨の動きも悪くなっています。

 

背骨の動きも悪くなっています。

 

肘の動きも悪くなっています。

 

そんな痛みの出ていない関節の

左右の動きの差を揃えていくだけで

一番動いてほしい肩関節が

無理なく動いてくれます。

 

どうしても痛いところにばっかり

目が行きますが

視野を広くして

身体全体の左右の動きのバランスを

揃えていったら

あれっと思うくらい

不思議となおるんです。

 

押してダメなら引いてみな

とよく言われますが

視野を広く持つことで

柔軟な思考も持てます。

 

頭が固くなりがちな私たち50代には

特に必要だなあと思います。

身体の左右のバランスを診るしんそうの検査